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恋したい! 〜恋愛〜

「恋したい!」の固定評価項目

@ ストーリー
A 画力
B 恋愛(夢があるか、共感できるか)
C 構成力
「恋したい!」作品一覧(未評価分含む)
作品名索引(評価分のみ)
あ行 か行 さ行 た行 な行
は行 ま行 や行 ら行 わ行

〜恋愛とは漫画における「ごはん」〜

この「恋したい!」では縦軸を漫画の恋愛が空想的か現実的かで分け、横軸は主人公たちが恋愛に対し体当たりでいくかためらっているかで分けた。すると左図のようになった。

かっこいい男との恋愛……その名の通りかっこいい男に恋する漫画。かっこいい男をゲットするには体当たりというのが恋愛漫画の方程式のようだ。
代表作 「いたずらなKiss」「花より男子」
素敵な恋愛……乙女チック漫画。そばで恋する人を想い続ける……といった恋愛。70年代には多い区域だったが最近は廃れ気味。
代表作 「小さな恋のものがたり」「耳をすませば」
がんばる恋愛……見込みの無い恋であってもやれるところまで頑張ってみよう……といった前向きな思考を持った主人公の恋愛。該当作が少ない。
代表作 「右向け…左!!」
考える恋愛……何であの人が好きなんだろう、何であの人は振り向いてくれないのだろう……と恋愛のことを真剣に考えこむ恋愛。90年代の王道。
代表作 「まっすぐにいこう。」「クローバー」
これぞ恋愛漫画……本来恋愛とはためらいもするし時には体当たりも必要なもの。そういったもののバランスが取れた優秀な恋愛漫画。売れ筋多し。
代表作 「はいからさんが通る」「おいしい関係」
大人のドロドロ……そこに待ってるのは幸せな結末じゃなくても時代や周りがそこに向かわせようとする。そんな心の闇を描く柴門ふみの漫画。
代表作 「東京ラブストーリー」「あすなろ白書」
やおい漫画……もはや別次元。どちらかというとためらい系漫画が多い。最終的には犯るけど(笑)。
代表作 多数の同人誌

グラフの解説

恋愛という要素は「戦いの業」や「幻想の世界」等他のジャンルにもかなり入っている要素といえる。要するに漫画をフルコースで例えるなら恋愛は「ごはん」であり、どんなコースを頼もうともかなりの確率でコースに含まれる。「戦いの業」や「幻想の世界」がフルコースであるなら「恋したい!」はその「ごはん」をどのように味付けするかといったことに集約される。つまり他のジャンルは「ごはん」に肉や魚が当然ついてくるが、当ジャンルは「ササニシキ」にするか「コシヒカリ」にするかまたは「炊き込みご飯」にするか「炒飯」にするか……ようは恋愛という本質はどれも同じということだ。
ここで断っておくがこのジャンルは8〜9割方少女漫画である。男性誌の恋愛漫画は「ごはん」に魚やら肉やら別のものを付随したがるので「青春時代」や「心にオアシスを」に行きやすいからだ。そういうことでこのグラフは少女漫画であることを前提とした。
そんな「恋したい!」であるがまず大きく4つに分割される。「かっこいい男」「素敵」「がんばる」「考える」というように恋愛の舞台と主人公の恋愛に対する取り組み方でこのように分かれる。「素敵」と「がんばる」は少々廃れている感があるが。
そしてその4つの中心に大きくあるのが「これぞ恋愛漫画」。下手な味付けはせず、直球勝負で読者に恋愛を見せてくれる。世界観こそ作品によって変わってくるが恋愛の本質は変わらず高い評価を受ける作品が多いのが特徴である。
そんな4つの区分けに該当しない区域が上下に存在する。まずは「大人のドロドロ」。恋愛に対する取り組みは体当たり感が少々強いものの直球勝負に近いものがあって共感できる。ただ、世界観があまりにも現実的で心の深淵や大人の事情など本来見せなくてもいいようなものまで直球で投げかけるので少々受け取りにくい。
そして空想が行き付くところまで行くと「やおい漫画」となる。いや空想と言うより妄想であろう。当初は「性と愛の深淵」にやおい漫画を入れようと思ったのだが、作品の方向性が右上の素敵な恋愛に似ている(少しだが)ことや当ジャンルが女性向け恋愛ということを前提としているので当ジャンルに配置した。
こうして考えると「ごはん」には下手な味付けをせず、本質で勝負した方が良さそうである。

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