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漢の生きる道 〜男の生き方〜

「漢の生きる道」の固定評価項目

@ ストーリー
A 画力
B キャラクター
C 構成力
「漢の生きる道」作品一覧(未評価分含む)
作品名索引(評価分のみ)
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は行 ま行 や行 ら行 わ行

〜「漢の信念」は極端?〜

この「漢の生きる道」では熱い男を描く漫画か、クールな男の漫画かで分け、横軸にその男に仲間が集まってくるか集まらないかで分けた。すると左図のように区分けされる。

天下を目指す男たち……怒濤の熱血漫画。番長や暴力団組長が活躍する。「本宮ひろ志」が得意とする世界。
代表作 「俺の空」「サラリーマン金太郎」
破滅を望む男たち……自分の信じる道を暴走するがゆえに人は寄り付かない。暴走の理由は作品によって変わってくる。
代表作 「F <エフ>」「め組の大吾」
殺し屋たち……その名のとおり殺し屋を描く漫画。他にも裏世界で生きる主人公を描く作品も当てはまる。少年誌にはこの区域の漫画はあまり無い。
代表作 「ゴルゴ13」「ブラックジャック」
普通の男……普通の男の人生を描く漫画。人間社会で中の中にいるような男のため、作品が作りにくい。作ったとしてもあまり人気は出ない。
代表作 「翔んだカップル」
知性派の男たち……プロの男たちが自分の生きる世界で頭脳を駆使し勝負する漫画。作者にもそのような作品を作り上げるだけの知識が必要。
代表作 「MONSTER」「ギャラリーフェイク」
命懸けの職業の男たち……レーサー、救助等命の危険が付きまとう職業の漫画。レーサーものは区域の右寄り、救助ものは左寄りに位置する。
代表作 「頭文字D」「海猿」
我等社会派漫画ゾーンへ……クールで仲間のいる男の究極は社会派漫画になる(無論例外もあるが)。よってこの区域に該当する作品は無し。

グラフの解説

「男」というのは方向性は違えども、「信念」がそれぞれにある。その「信念」の方向性からこのように分類できた。
右上には「男」ではなく「漢」と言える漫画が集まった。ある意味このジャンルの中心と言える。昔は少年誌中心だったが今では敬遠されるので、青年誌中心になった。本宮ひろ志以外にも石渡治の作品はここにあてはまる。
左上には破滅を望む男たちが集まった。この区域の漫画は命を落としたりする結末が普通だったりするので一般読者は寄り付かない場合がある。しかし、一般読者の多い「命懸けの職業の男たち」ゾーンが近いこともあり左上に行き過ぎない漫画なら一般読者も多い。
左下には殺し屋たちが集まる。殺し屋といってもいろんなタイプがいるのだが、ここではスタンダードなクールで無言な「ゴルゴ13」タイプの殺し屋が集まる区域である。現在では青年誌に少数しか描かれていない寂しい区域であるが固定ファンはしっかりといる。
右下は社会派漫画となるので空白である。仲間のいる男というのはある程度の熱さが無いと「男」の漫画とは言えず、クールな男に仲間がいる場合大抵内容は社会派漫画になるからである(社会派漫画すべてクールな男というわけではない)。
ということなので、程々の熱さを持った男たちが集まったのが知性派の男たちゾーンである。内容的には社会派に近いものがあるがプロ意識の強い「男」が活躍する漫画になっている。人気作が多いが細野不二彦や浦沢直樹といったあらゆるタイプの作品が描けるような知識が豊富な作家でないとこの区域を描くのは難しい。
そして、熱くもなくクールでもない仲間はたくさんいないが一人というわけでもない「普通の男」が中心に来る。普通と言ったが無論物語は普通ではない工夫がされている。しかし、主人公像そのものが弱いだけに一般読者には魅力を感じれない作品になっているのも事実である。
このジャンルは物語より主人公像が重視されやすい。そのためキャラを好きになれない場合、漫画自体も好きになれないということがたまにあるのだが、どのキャラにも根底に男の信念があることは覆し難い事実であろう。

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