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青春時代 〜学校、学園、大学時代〜

「青春時代」の固定評価項目

@ ストーリー
A 画力
B キャラクター
C 構成力
「青春時代」作品一覧(未評価分含む)
作品名索引(評価分のみ)
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〜青春の本質は「孤独」と「不安」〜

この「青春時代」では縦軸を痛い青春か日常の青春かで分け、横軸は漫画の舞台がおしゃれ(ワンルームマンション)か貧乏(四畳半)かで分けた。すると左図のようになった。

青年誌的青春・少女誌的青春……やはり青年誌の主人公たちは一人暮らしの貧乏キャラが多く、少女誌の主人公達は上流家庭(金持ちという程ではない)のキャラが多い。
傷つけあう青春……時に醒めたり、時にイライラしたりと不安定な青春群像が描かれる。作者によっては暴走する青春も描かれる。
代表作 「東京大学物語」「リバース・エッジ」
さり気ない青春……悩むことはしょうがないと割り切り、自分の日常生活をじっくりと営んでいく様が描かれる。共感しやすい作品が多い。
代表作 「赤ちゃんと僕」「ホットマン」
青春漫画の王様……青春漫画の王道というべき作品が集まる。おしゃれ寄り、貧乏寄り、中心に該当する作品は青春漫画の基本とも言える。
おしゃれ 「有閑倶楽部」
貧乏 「独身アパート どくだみ荘」
中心 「タッチ」

グラフの解説

誰にでもある(あった)青春時代。それの本質は「孤独」と「不安」である。たとえ日常でもそれは存在し我々を悩ますものである。そんな不安定な時期の物語が当ジャンルである。
その区分けを見ていくと、その不安定さが故にイライラしたり、醒めた眼で物事を見てしまう「傷付けあう青春」が上に存在する。このジャンルが行き着く所まで行くと「何で俺って生きてるんだろう」みたいな鬱な青春になってしまう。それ故に売れている作品というのは少ないが、固定ファンの多い区域でもある。
逆に自分の不安定さを正面から受け止めて日々の生活を確実にこなそうとする「さり気ない青春」が下に存在する。物語的には「傷付けあう青春」に比べると盛り上がりにくいが、日常的青春の物語であるため読者からの共感が呼びやすい。それ故に作者の手腕が試される区域でもある。
そして「痛い青春」と「さり気ない青春」の中心には青春漫画の王道の作品が集まる。痛くもあり、さり気なくもあるこれぞ青春というべき内容で有名タイトルが多い。特におしゃれと貧乏の中心に存在する「タッチ」は青春漫画の代名詞という作品で今の青春スポーツ漫画の基礎を作った作品と言えるだろう。
左図のグラフを見れば分かるが少々特殊な区分けになっている。先程までに説明した上下にある3つの区分けに対して、左右に青年誌的青春と少女誌的青春がある。これは「傷付けあう青春」だろうと「さり気ない青春」だろうとその作品が青年誌の主人公の場合貧乏キャラが多く、少女誌の主人公の場合、上流家庭のキャラが多くなるのである。それの象徴が「有閑倶楽部」と「独身アパート どくだみ荘」である。前者は登場キャラ全員すべて大金持ち、後者はタイトルの通り貧乏独身男性の溜まり場のようなアパートのお話である。
最初にも言ったが、青春時代とは楽しいものであると同時に「孤独」と「不安」が付きまとう。たとえ作品の傾向が変わってもその本質はどの作品でも変わることは無い。

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