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笑いこそすべて 〜ギャグ〜

「笑いこそすべて」の固定評価項目

@ ギャグ
A 画力
B キャラクター
 
「笑いこそすべて」作品一覧(未評価分含む)
作品名索引(評価分のみ)
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は行 ま行 や行 ら行 わ行

〜笑いの世界には遠心力が働く〜

この「笑いこそすべて」では縦軸に笑いの質がシュールであるかベタであるかで分け、横軸に笑うときにドカンと笑えるかジワッと笑えるかで分けた。すると左図のようになった。

暴走ギャグ……常に先鋭的、実験的なギャグを考え、時に道を踏み外しているようなギャグ漫画。多くのギャグ漫画がここに該当する。
代表作 「がきデカ」「幕張」
逝った漫画……暴走ギャグを通り越して、頭が逝ってしまったような新鋭的すぎるギャグ漫画。理解しがたい作品も多いが名作(迷作?)も多い。
代表作 「天才バカボン」「珍遊記」
ドリフ的ギャグ……いわゆる「お約束」が多いギャグ漫画。「またか」とも思ってしまうが、ファンだったらそれが逆に楽しめる要因になるようだ。
代表作 「浦安鉄筋家族」「行け!稲中卓球部」
不条理……普通に読んでいると理解しにくいギャグ漫画。作者の世界観がおもいっきり投影されるので、ファンをかなり選んでしまう。
代表作 「コージ苑」「王様はロバ」
4コマ漫画……ベタでジワッとくるようなギャグ漫画はむしろコメディに近い。コメディの中のギャグ漫画といったら4コマ漫画になる。よって、当ジャンルには該当作なし。
該当作なし!……ギャグ漫画の作風はどうしても一方方向になってしまう。中心に該当するようなシュール、ベタを網羅したようなギャグ漫画は存在しない。よって空白。

グラフの解説

笑いというのは万人に受け入れられるものでありながら、その方向性で人を選ぶ。すべての人が笑いを求めていても、すべての人が同じ笑いをすることはありえないということだ。
そんな「笑いこそすべて」であるが、そういう理由からグラフ全体に遠心力が働いている。逆に言えば、中心に該当するような作品は存在しないということだ。まあすべてを網羅したようなギャグというのは理論上あり得ないことであるが。
ではどの区域が一番盛り上がっているかといえば昔も今も右上の「暴走ギャグ」であろう。常に新鋭的なギャグを考え、作者と共に暴走していくキャラクターたちはギャグ漫画の王道ともいえる。その分寿命も早く消えていくギャグ漫画家たちも多いのだが。
その「暴走ギャグ」が進化……というよりさらに暴走すると「逝った漫画」になる。作者自身がバーストし、漫画のほうもとんでもないことになってしまう。意味不明な言動やら妙なコマやらたまに読者の理解の範疇を超えることもしばしばある。とはいえ、そのバーストっぷりがファンを引き付け名作と呼ばれる作品も出てきたりする。特に60〜70年代の赤塚不二夫の漫画はこの区域の名作として君臨する。まさに「馬鹿と天才は紙一重」という区域であろう。馬鹿にもなりやすいのだが(笑)。
「暴走ギャグ」とは違った形で勢いのあるのが「ドリフ的ギャグ」である。人によってはどこに笑いがあるのか分からないと言われる「暴走ギャグ」と違い、どこが笑えるところなのか実に分かりやすい。その分かりやすさが故に「暴走ギャグ」のファンはあまりこの区域の漫画を好まないようだ。
そしてマニアックなファンが集まる区域といえば「不条理」である。作者独自の世界観によるギャグが展開されるためオリジナリティに富んでいるが、理解のし難さにも富んでいる。一度作者の世界にはまったら簡単には抜け出せないだろう。
4コマ漫画が左下に該当したが、当サイトでは4コマ漫画を「心にオアシスを」に該当しているのでこのジャンルには該当作はない。まあ、ギャグ漫画としての4コマ漫画も少なくは無いのだが。
最初にも言ったがギャグ漫画のグラフには遠心力が働く。自分がどの区域を好むかで評価の方も大きく変わってしまうというのは何とも批評サイト泣かせなジャンルであるとも言える。

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